コスモスイニシア、優先株10株を1株に併合へ
コスモイニシアは23日、金融機関などが保有する優先株を10株に1株に併合する議案を6月29日の定時株主総会で提案すると発表した。
(日本経済新聞2011年5月24日15面)
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株式併合の理由は次の通りです。
「平成21 年11 月6日、当社普通株式10 株を1株に併合したことにより、当社が発行している議決権制限株式(第1種優先株式及び劣後株式)の数が発行済株式の総数の二分の一を超えた状態となっております。
このため、会社法第115 条に基づき、議決権制限株式の数を発行済株式の総数の二分の一以下にするために必要な措置として、第1種優先株式の併合を行うものとし、第1種優先株式について株式併合を禁止する定めを削除するものであります。(変更案1 第11 条の2 第11 項)」
(2011年5月23日「定款一部変更、第1種優先株式の併合及び 第1種優先株式の配当予想の修正に関するお知らせ」株式会社コスモスイニシア [PDF])
株式併合に伴い、配当総額の変更はありません。普通株式を対価とする請求権の実質的な内容にも変更はありません。
また、株式併合に伴い1株に満たない端数も生じない予定であるとのことです。
【リンク】
2011年5月23日「定款一部変更、第1種優先株式の併合及び 第1種優先株式の配当予想の修正に関するお知らせ」株式会社コスモスイニシア [PDF]