金融緩和により、社債市場活況

株式市場に続けとばかりに、社債市場もずいぶん活気づいてきた。
(日経ヴェリタス2012年3月11日63面 金融記者座談会)

【CFOならこう読む】

金融緩和により社債市場が活況を呈しています。エルピーダメモリのデフォルトもかき消されてしまった感があります。

「社債の投資家は株の投資家より概して慎重だが、欧米日の相次ぐ追加金融緩和でさすがに「リスクオン」に転じてきた。それが最近の発行市場の活況につながっている。
流通市場では東電債を買う動きまで出始めた。地域金融機関や海外投資家が買っているようで、東電債のスプレッドは5%台と、年初からじわり1ポイント強低下している」
(前掲紙)

3月8日のエントリーでソニーの起債を取り上げましたが、こちらも会社が当初想定していた300億円を大幅に上回り、最終的に発行額は550億円になりました。ちなみに、ソニーは2012年3月期は大幅な最終赤字を見込んでおり、4期連続の最終赤字となります。

【リンク】

なし