M&Aで高値づかみをしないコツ
「買収で高値づかみをしないコツは、絶対に手に入れようとは思わないことだ」。住生活グループの藤森義明社長はこんな持論を披露する。
(日本経済新聞2012年5月16日15面)
【CFOならこう読む】
「藤森氏は25年間、米ゼネラル・エレクトリック(GE)に在籍。「ジャック・ウェルチ氏も、最後に価格が少しでも合わないと買わなかった」と経験を明かす。」
(前掲紙)
今日取り上げた記事には、これ以外にも金言が並びます。
M&A目標を掲げるあまり、焦ってしまうのではないか。 − みずほ証券の北岡智哉シニアストラテジスト
あきらめる選択肢があると、交渉で優位に立てる − 住生活グループ 藤森社長
投資銀行に買収すべきかどうかの相談するのは、理髪店で髪を切るかどうか相談するようなものだ − ウォーレン・バフェット
バブル期のような明らかな高値づかみはなくなった。ただ高く買えば、その後により高い経営手腕が求められることを理解している経営者はまだ少ない − 服部暢達一橋大大学院客員教授
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