共和党副大統領候補ライアン氏の主張

米共和党の副大統領候補ライアン氏は過激な財政 緊縮策を主張している。 FRB批判も含め、同氏の主張はウォール街が望む 方向とは異なるようだ。 米経済の減速感が増せば、オバマ大統領には逆風 が吹き続けるだろう。 11月の米大統領選まで、ライアン氏の言動には留 意した方がよさそうだ。
(日経ヴェリタス2012年9月9日45面 異見達見 倉都康行RPテック代表取締役)

【 CFOならこう読む 】

ライアン氏は社会保障費の削減を含む過激な財政 緊縮策と法人税、所得税の 減税を主張しています。

「所得税は最高税率25%として税率2本立ての簡 素化を行い、法人税は25%へ 引き下げ、税制の抜け穴となっている様々な優遇 措置を廃止することを訴えて いる」(前掲紙)

日本の党首候補からこのような主張は全く聞こえ てきません。 課税ベースを広げ、同時に税率を引き下げるとい うのは世界的な潮流であり、 日本も更なる所得税・法人税減税は避けて通れな い、と思うのですが・・・。

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