31年ぶり貿易赤字

財務省が25日発表した2011年の貿易統計(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆4927億円の赤字となった。赤字は第2次石油危機による原油価格高騰で輸入額がかさんだ1980年以来、31年ぶり。
(日本経済新聞夕刊2012年1月23日1面)

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「財務省は「円高の影響で海外への生産移転が進み、輸出に影響が出た可能性がある」と指摘した」(前掲紙)

解説記事では、海外からの配当収入も含めた経常収支が赤字に転落する可能性を示唆しています。日本企業も含めて日本に企業を誘致する必要性がありますが、そのためには、もう一段の税率引き下げが必須であると考えます。

なお、貿易赤字の報道を受け、円相場は大幅に反落し、昨日の終値は1ドル=77円92銭でした。

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