長期金利が上昇、一時1.195%

6日の債権市場で長期金利指標となる新初10年物国債の利回りが一時、前週末比0.050%上昇(債券価格は下落)し、1.195%をつけた。約2ヶ月半ぶりの高水準。米景気の二番底懸念や追加の金融緩和観測が後退。小沢一郎前幹事長の民主党代表選出馬に絡んだ国内財政リスクの拡大も引き続き意識されている。
(日本経済新聞9月7日5面)

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「超長期債の売買で主に意識されているのは日本の財政リスク。小沢氏が首相になればマニフェストにのっとった政策がとられるとの見方が強い。国債が増発されるとの懸念から、短期売買目的で超長期債を買っていた銀行などが手じまい売りを膨らませている」

歳出入改革が不可避であるとのマーケットのメッセージのようにも思えます。CFOにとっては、長期金利上昇は資金調達コストのみならず、会計や事業価値評価に直結するところなので、とても気になるところです。

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