社債、REITに資金流入

日銀が10月に決めた追加金融緩和を受けて、社債やREITへの資金流入が加速している。3日から日銀がこれらのリスク資産の買い入れを順次始めるのに先駆けた動きだ。社債の発行件数は週間で3年ぶりの高水準に膨らみ、REIT相場は約2年ぶりの水準に値上がりした。
(日本経済新聞2010年12月3日3面)

【CFOならこう読む】

「3日に社債の買い取りが始まるのを前に、市場では社債発行に踏み切る企業が増えている。今週(11月29日~12月3日)に発行条件を決める社債の銘柄数は25前後になる見通しで、週間ベースでは2007年11月2週(26銘柄)以来、約3年ぶりの高水準になる」(前掲紙)

日銀が買い入れ対象にしたことでトリプルB格の社債の発行が増加しています。

「日興コーディアル証券によると、11月末時点では残存期間1~2年のトリプルB格債の国債に対する上乗せ金利は平均0.68%と1ヶ月間で0.13%縮小した」(前掲紙)

【リンク】

なし