パナソニック、持ち合い株式1000億円売却

パナソニックが2013年3月期に、トヨタ自動車やホンダ、新日鉄住金など持ち合い株式の一部を約1000億円で売却したことが分かった。売却で得た資金の大半は有利子負債の返済に充てたとみられる。株高を生かして資産リストラを加速し、財務内容の改善につなげる。
(日本経済新聞2013年5月2日1ページ)

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「パナソニックは自動車や部品、素材メーカーなど幅広い取引先と株式を持ち合っており、保有株は228銘柄(12年3月期末)に上る。」(前掲紙)

このうちトヨタ株等数十銘柄について、その一部を市場で売却したとのことです。終身雇用、年功序列、メインバンク、持ち合い株式といった日本的経営の屋台骨が音を立てて崩れ去ろうとしています。

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