ユーロ対ドルで上昇

外国為替市場でユーロの対ドル相場が上昇している。6日に発表された米雇用統計が市場の事前予想を下回り、同日の米国市場では1ユーロ=1.33ドル台前半と約3ヶ月ぶりの高値をつけた。米国の追加緩和の思惑などから米独金利差の拡大を意識したユーロ買い・ドル売りが活発になる可能性もある。ただ5月上旬にギリシャをはじめ南欧諸国などの財政不安から相場が急落する以前の水準を回復したことで、買い戻しには一巡感も指摘される。
(日本経済新聞2010年8月7日17面)

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今日は備忘記録です。

「足元のユーロ高は米国の景気悪化懸念の裏返しとの側面が大きい。米景況感の悪化からドルが売られ、相対的にユーロが強含んでいるほか、米国の追加金融緩和を見込んで金利差拡大が意識されている面もある」(前掲紙)