米住宅への投資再開

米住宅市場の底入れをにらみ、ヘッジファンドが住宅ローン担保証券(MBS)への投資再開に動き始めた。米住宅価格が上昇しているほか、FRBが量的緩和(QE3)でMBSを買い入れているからだ。米住宅市場の改善で、公的管理下にある住宅金融公社の経営悪化にも歯止めがかかりつつある。
(日本経済新聞2012年12月27日7面)

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「米調査会社ヘッジファンド・リサーチが今年1~10月の総収益率をまとめたところ、MBS中心の投資戦略を採るファンドが14.37%で最大となった。株式ファンドなどを含めた全体の総収益率(4.33%)を大幅に上回った。」(前掲紙)

金融緩和により生まれた不動産バブルがはじけ、市場が低迷し、ほとぼりが覚めたころにまた金融緩和によりバブルが生まれる。この循環から得られるものに比し、失うものはあまりに大きいと私は思うのですが・・・。

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